再び



「今年もお願いできないでしょうか」

意識と無意識のすれすれの辺りでなんとなく予感していた電話がかかってきた
もう10日ほど前のことである

「昨年Eさんがとても楽しそうにされていたのを拝見しておりまして
今年もお願いできればと思いまして・・・」

そう、今年の留学生の件で電話がかかってきたのだ


聞けば今回はドイツからの留学生で
期間は6ケ月間である

「2ケ月でもいいです
いえ、無理なら1ケ月だけでもお願いできないでしょうか
後は他の方を探してつなげますので」

そうは言っても段ボール箱を預かるのとは訳が違う

留学生からすれば、せっかく慣れてきたところで
さあ次へと移動せねばならぬのだし

こちら側からしても
楽しかったわ、でも長く居られると疲れるの
だから次の家へ移ってちょうだい、と
追い出さねばならないのだ

私にはそんなことはできそうにない

それにしても6ケ月

昨年同様、秋からスタートということで
クリスマスもお正月も挟む

冬休み期間中はどうするんだろう?

私は春から東京の大学へ関わることになりそうで
その頃は昨年以上に慌ただしい日々を送っているだろう

・・・やっていけるんだろうか?

即答しかねたので2~3日考えさせてくださいと伝え電話を切った




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                  あ、僕なら一向に構わないよ




毎年毎年
先生は受け入れ先を見つけるのに四苦八苦されている

受け入れ家庭にせめて食費が補えるくらいの手当を出すなり、
さもなくば受け入れ人数を調整するなりされればいいのにと思うけど

いろんなしがらみでそうもいかないんだろう

受け入れをごり押しして上手くいかなかった例もあったようだ
実際、Eちゃんの前年度の留学生はホストファミリーとの折り合いが悪く
帰国後「日本人、大嫌い」と言っていたそうである

我が家なら、と見込んで連絡くださったのだ
相当しんどいだろうけれど預かってあげてもいいか。。。
でも長いなぁ~

いろんな思いが交錯する

決心がつかぬままリミットの時がやってきた

主人とも相談し
結局先生にはこうメールでお返事した

「他にどなたもされる方がいらっしゃらなければお引き受けいたします」

他をあたってもらって、どうしても受け入れ先が見つからなければ
ぐじぐじ考えずにきっぱり6ケ月お預かりしよう
また昨年のように何物にも代えがたい経験ができるのだ
それに未来ある少女の心の成長をお手伝いできるのなら
こんなに嬉しいことはないではないか


・・

・・・そして

・・・・数時間後

・・・・・・先生から返信があった


「お世話になります。よろしくお願いいたします。」


エエエっ~~、他探さへんの~?!


私のメールの書き方が悪かったのか
先生が「他にどなたもされる方がいらっしゃらなければ」を
敢えて読み飛ばしたのか

真相は定かでないが

とにもかくにも今年の秋から
ドイツ少女と一緒に暮らすことになった

私ドイツ語しゃべられへんねんけど
で、留学生は日本語しゃべられへんねんけど
訛りのある者同士、英語でコミュニケーションとらなあかんねんけど

・・・

オーストラリア訛りより聞き取りやすいかも、
と気休めみたいなことを考え
自分を宥める今日この頃である
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by konekohaku | 2010-02-24 22:17 | 生活  

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