鏡像



自己を視覚的に認知するというのは
想像以上に難しいことのようです

人間以外で鏡に映った姿を自分として認知できるのは
チンパンジーやオランウータンくらいだとか
人間でも1歳半~2歳くらいにならないと無理なのだそうです

「鏡の心理学」という著書の中でフランスの心理学者ルネ・サゾは
ギャラップによる「斑点課題」という自己認知の実験について
こう述べています

隔離して育てられたチンパンジーは鏡の中の自分を認知できないが
仲間と一緒に育てられたチンパンジーは認知できる

つまり

同類の仲間を視覚的に認知することによって、
チンパンジーは自己自身を認知することが可能となったのである
」(本文より)

面白いでしょ?

自分の姿は自分の目では見えませんからね
自己を認知するためには
同類の他者を視覚的に認知することが必要条件になるというんです


そこでハクオさん

鏡の中の私(=飼い主)のことは認知しているようなのですが
当然のことながら自分の姿のことは認知していない
というか全く興味なしです


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写真の中の自分にも気付いていない様子

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                    以前upしたことのある写真



私がハクくらい綺麗だったら
鏡や写真に映った自分の姿に
うっとりしてしまいそうですが
残念ながらハクオは自分(猫)がいかに美しい生き物であるか
全く理解していないようです


そもそも上で触れたように自己認知というのは
複雑な能力が必要で
どうやっても猫には無理な話なんでしょうけれど

もし単独で育てられたチンパンジーが
自分をチンパンジーだと認知できないのであれば

物心ついた頃より
人間に囲まれて育ってきたハクオも
自分の姿を猫として認知できないどころか
自己を人間と同種の生き物として捉えているかもしれません

もっとも
「私は誰だ?」なんて哲学的な思考をしているとまでは思えませんが


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                  そこに映っているのハクちゃんやで~



そういや、会話はなくとも
すっかりコミュニケーションが取れているつもりの飼い主
ハクが4本足で前を通過していくのを見て

あらハクちゃん、あなた猫だったのね

ってびっくりしたことがありましたっけ
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by konekohaku | 2010-05-19 20:08 |  

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