告白


「告白」

と聞いて一番にアウグスティヌスを連想する私(←哲学科)は
相当ピントのずれた人間なんだと思う

友人から映画の「告白」を観に行こうと誘われて
慌てて本屋で平積みされている湊かなえさんの文庫本を手にとった
(今頃?ってツッコミはなし)

基本的に告白本って
「家政婦は見た!」の市原悦子さんじゃないけれど
人の心をのぞき見しているようで
やっぱり面白い


先に本を読んだのがよかったのか悪かったのか

映画「告白」では
私が頭で思い描いていた人物像とのギャップにしばし戸惑う


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役者がどうこうというより

一番驚いたのは
中学1年生って
見た目こんなに子どもなんだということ

そりゃそうだ
ついこの前まで小学生だったんだから


もし

私の大切な人が

これくらいの齢の子に殺められることがあったら

その時
その子に対して

憎しみとか復讐心って湧くんだろうか?

加害者です、と対面させられて
そこにあどけない表情の
幼い子どもが現れた時

どうして?何故?という疑問や衝撃と共に

重い命や
ひとつひとつ大切に積み重ねてきた日常や
やわらかなやさしさに包まれた未来を

その価値や意味をてんで理解していないであろう
あらゆる意味で未熟な少年(または少女)によって
いとも簡単に奪われたことへの

無念さしか残らないのではないだろうか?

スクリーンに映し出される無機質にも感じる世界を前に

そんな事を考えた

でもこういう話を
安易に頭で想像するもんでもないだろう

実際その身に降りかかり
この世の地獄を見た人でなければ
簡単に語っちゃいけないんだろう思う
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by konekohaku | 2010-06-11 07:46 | movie・theater  

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