坂東玉三郎特別舞踊公演

坂東玉三郎特別舞踊公演に行ってまいりました


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演目は


一、由縁の月           

             遊女   坂東 玉三郎


二、重戀雪関扉  
           

          小野小町姫   
 傾城墨染実は小町桜の精  坂東 玉三郎

         良峯少将宗貞   中村 隼人

 関守関兵衛実は大伴黒主  中村 獅童




二つ目の演目での玉さまが素晴しすぎて
いたくいたく感動

初めは生身の人間
後半、桜の木の精霊(小町桜の精)と演じ分けられるのですが

その変わりようが見事で


小町桜の精は
中村獅童さん演ずる大伴黒主に
激しい恨みを持っています

一見すると
精霊ですから、私たちが思い描く日本の幽霊のように
まるで浮遊しているかのような
掴みどころのない繊細さと透明感を
身体全体から醸し出しているのですが

ところがその実
内面には煮えたぎるような情念を抱いていて

それが玉三郎さんの表情、特に目に
くっきりと表れているんですよ

もう背筋が凍りつくほどに
怒りと恨みに駆られた
おどろおどろしい目をされていました

玉さまの舞いは
細部の細部まで
玲瓏、玄妙でありながら
時に激しく大きくて

あの微妙な匙加減や迫力は
客観的に女性の美しさを捉え
かつしっかりとした筋肉に裏打ちされた
芯のある肉体を持つ「男性」
でないと表現できないだろうなと

一緒に行った日舞をやっている友人と
大盛り上がりで玉さま談義

いや~本当に圧倒されました
最近観た演目の中では
抜群の見応えでした


公演が終わって外にでたら
5~6人の方が楽屋口の前で立っておられたので
出待ちですか?と尋ねたところ

獅童さんを待っているのだとのこと
玉三郎さんは楽屋口からは出てこられないのだそうです

友人の「待とう!」との一声で
私たちも出待ち決定!

しばらくすると
黒いスーツ・サングラス姿の
獅童さんが数人のお付きの方に囲まれて出てきました

写真はご遠慮くださいとお付きの方に言われたので
撮りませんでしたが
後でようよう聞いてみると
ファンとのツーショットならOKだったそう
獅童さんのみの写真撮影はNGみたいです(なんでや?)

熱演後で(獅童さんの踊りもとてもよかったです)お疲れやったでしょうに
丁寧に接してくださって
非常に感じのいい方でした

出待ちされている方の中には
玉三郎さんのお弟子さんのファンの方もいらっしゃって
(その日は黒衣で出演されていたそうです)
待っている間
歌舞伎に纏わる様々なお話をさせて頂いて
とっても楽しかった

前に観た
海老蔵さんの時も同様でしたが
一人の役者にスポットをあてて行われる舞踏公演、
通常の公演では
物足りなくかつ消化不良に感じていた
実力と魅力を
存分に堪能させてもらいました

はやり
玉さまは日本の宝じゃ~!
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by konekohaku | 2010-06-26 17:48 | movie・theater  

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