極北



さむ~~~っ


やっぱこれ


46億年の地球の歴史の中で
人類の文明が誕生してから僅かに1万年ほど

先カンブリア時代から遡れば
この温暖な気候の上に成立した文明の歴史など
長編小説の数行程度にしかすぎず
地球史を追っていくと
太陽系や地球内部の変動、それに伴う劇的な気象変化で
こんな文明など瞬く間に崩壊してしまうことなど容易に想像がつく

例えば人類絶滅

気の遠くなるほど先の
私の子孫がたとえ存在していたって
もう関係ねぇやと思えるほどの遥かな未来に
こういうことも起きるのかもと
漠然と頭をよぎることはあるけれど
はたしてそんな呑気に捉えてええもんなんやろか

多くの研究者が
今は氷河期と氷河期の狭間にあり
いずれ都市は巨大な氷の下に埋もれてしまうと考えている
そしてその日がいつやってくるのか
本当にやってくるのか
まったくわかっていない
数年先にきたっておかしくないわけだ

その時人類の叡智を結集すれば
絶滅の危機をなんとか回避できるなんてどうして言える?
そんな考えは驕りに過ぎない
そう思いません?


国立天文台の上記のニュースが流れたのが4月の末

冗談じみた調子で
こりゃ地球に大異変が起きるかもよ、なんて嘯いていた
平和なGWのある日

お友達のa様がブログで紹介していた
この本を手に取った



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マーセル・セロー著
村上春樹訳



物語はまさに人類滅亡の危機に生きるある人物の物語

いやこの主人公

かっこえぇぇぇ~~(そこ?)

まるでダイハードのジョン・マクレーンがランボーか?(古っ!)

果てしなく続く冷たい無機質な世界と
一人の孤独な人間の
炎のように熱く燃える本能的な生への執着、命の重み
人の温もりを求める心の襞の描写の対比が鮮やかで
話の展開の意外性もあって
ページをめくる手が止まらない

フィクション性が面白くて読んでいたけれど
あながち作り話と片付けてしまえない今日この頃

確かな実感として真っ先に頭に浮かんだのは

私やったら低体温症で一番に死んでしまいますわ

静寂と内なる声の雄弁さ
強さと繊細さ
描写の細やかさ
ビル・エバンズにも萌え
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by konekohaku | 2012-05-11 21:51 | 生活  

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