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真夜中の恐怖

         



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                 何か僕に言いたいことでも?



これはホラーです、どうかご注意を


気が付けば7月も後半
ブログを放置している間に
今月もすでに6回ほど劇場に足を運び
久しぶりに観劇日記などをしたためようと
珍しく昨日深夜に一人pcに向かっておりましたら
愛しきハクオが足取り軽く
しかしなんらかの違和感をもって
私のいるリビングへと入ってきました

ハクの姿が視界に入ったとたん、
瞬間的になんとも言えぬ恐怖心を覚え
「鏡は横にひび割れて」のマリーナのように凍りついてしまった私


だって真っ白なはずのハクの口のあたりが
どういう訳か大きく真っ黒なんですもん((((;゜Д゜)))


んっ???

なんかへんやで?

なんで口元が黒いん?

なんか口に咥えてるの?

ちょっと、やめてよハク

なに?その黒い物体?

ハク、何をもってきたん??

黒い紳士用靴下?

黒い布きれ?

家具のすきまに長く放置した黒い埃の固まり???

機関車用の黒い石炭?(そんなもん家にあるかぁ!)

(ここまで、わずか2秒くらい)




びっくりしながら固まっている私のわずか1mほど先で

今度はハクオちゃん、
その黒い物体を自分の足元に置き
前脚で小突きはじめました



(恐怖と近眼でよく見えず)

ハク?

何を突いてるの、それ?

ちょっとぉ、何を触っているの???

何かわからへんけど、(動悸)

その黒い物体、(息切れ)


動いとるやん~~~~っ!!! (呼吸困難)


「ぎゃあ~~、
その2(娘の名)、その2、そのにぃ~~~!!!」




こういう時でも意外と人間、思考は働くもの
私が叫んだところで駆けつけてきてはくれないだろう主人より
(私のこと、図太いおばちゃんやと思とりますからね)
呼べば必ず助けに来てくれる娘の名を
咄嗟に連呼したのです

ヘタレ中年の私は
ただならぬ空気を察知し
その黒い物体に近づいて直視する勇気もなく
慄きながらある程度の距離を保ち
チラ見を繰り返していました

黒いということで
すぐに頭に浮かんだのが
身の毛もよだつ、あの〇キブリ

いや、私もだてに歳ばかり重ねているわけではありません
普通の〇キブリなら
洗面所に置いてある殺虫剤を撒くか
そばにいるハクオの健康を考え
台所用洗剤をぶっかけるか
それくらいのことはいたします

だけどその黒い〇キブリらしき生き物、

異常に大きい

私の手のひらくらいあるように思いました



それにしても大きいやんかぁ~(はぁ)

日本も熱帯化してきているから(ひぃ)

気候の変化で(ふぅ)

〇キブリまであんなに巨大化してしもたんやろか??(へぇぇぇ?)



昔図鑑で見た、ページいっぱいに描かれたインドネシアあたりに生息する
巨大ナナフシの姿が頭をよぎりました

日本の〇キブリもついに
ここ数年に渡る気候の変化のせいで
あのナナフシのように
その姿を何倍もの大きさに進化させてしまったのでしょうか?




ハクオ~汚いから食べたらあかんよぉ(嘆願)

ハクオちゃんのきれいなピンクの肉球もも汚れるやんかぁ(泣)

こんなに〇キブリが巨大化したら

お母さん、これからどうやって生きていったらええのぉ?(大袈裟)


しかしその〇キブリ、動きがとろない?(一瞬冷静)

ハクにやられて相当弱ってるのかなぁ?(ちょっと同情? ←ない、ない

動きがなんか変やでぇ(ほんまに〇キブリ?)

それにどこから入ってきたんやろ?(窓閉め忘れ?)

ここ数年、見たことなかったのに(侵入させるとはなんたる失態)



そんなとりとめない考えをぐるぐる巡らしながらも
私は愛する娘の名を呼び続けていました



その2、その2、そのにぃ~
はよ、降りてきてぇ~~





母のただならぬ悲鳴を聞きつけて
心やさしく、しかし母親よりもずっと勇敢な娘が
血相かえて2階から降りてきてくれました

(長いようでここまでわずか30秒くらい?
ハクオはこの間もバタバタともがく黒い物体をいじり続ける)




そこ、そこ、そこ~ぉ
ハクオが馬鹿でかい〇キブリ捕まえてきたぁ~



ん?(娘、黒物体をしばし凝視)


お母さん、

これ、

〇キブリと違う



え?(やっぱり?)



これ、



・・・・・・・


・・・・・・・


・・・・・・・


(ぼそっと)



コウモリやで





ひぇええええええええええええ(卒倒)

なんで家の中にコウモリがぁ?




さすがの娘も素手でコウモリを捕まえる勇気はなかったらしく
ヘタレ母を当てにすることもなく
すでに2階の寝室で休んでいた主人を起こしに行きました

娘が呼べばおっちゃんは
機嫌を損ねることもなく
すんなりと降りてくるのです(へぇ)




何大騒ぎしてるの?

コウモリやんか

(笑顔で)ハクオ、コウモリ捕まえたんか

すごいなぁ、ハクオ(褒め褒め)




主人は買い物のビニール袋で
コウモリを捕獲し
庭に逃がしてやりました

ショック状態の母を横目に
手際よくウェットティッシュで
床を拭く娘

ついでに除菌ティッシュで
嫌がるハクオの口元と
前脚も拭き拭き




・・・ありがとう、その2、
さすがわが娘




ねぇ、お母さん、(冷ややかな眼つきで)

言うとくけど

何が怖いって

お母さんの叫び声が一番怖いねん(怒)




・・・・・・・



どうもすいません


真夜中のホラーな話でした

ちゃんちゃん




追記
庭に放したコウモリの姿は今朝にはもうなかったそうです
助かったんやね、よかった
それともよその猫が・・・・?!(以下省略)


大騒ぎして、得意満面だったであろうハクオに
悪いことしました(反省)
コウモリがどこから入ってきたかは未だ不明
もう入って来んといてほしいなー
でもハクが喜ぶなら
たまにはええけどねー(ほんまかいな?)

by konekohaku | 2012-07-23 18:38 |  

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