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Ekka会場に別れを告げ
私たちは再びバスを利用し帰路についた

後部座席にEママ、E、私、主人と並んで座る
疲れからか、気が置けない人たちに囲まれている安心感からか
ゆっくりとした振動に身体を合わせているうちに
ここが外国であることも忘れいつの間にか眠りこんでしまった



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わぁ、E、寝ちゃったよ
バスに乗ってた人、みんな笑ってた?

Eが日本に来たとき、電車の中で寝ている人が多いのに
ビックリしたと言っていたのを思い出した

大丈夫、(オーストラリアでも)アジア人はよく寝てるから
そうなんだ、と不思議に思いながらバスを降り
停留所近くの緑に囲まれたEの家へ戻っていった


実はその頃かなりきつめの頭痛が私を襲っていた
頻繁に鎮痛剤を服用していたのにもかかわらず
ここ数日間痛みはくすぶり続け
ついに抑えきれなくなったといった感じだった


頭痛が悪化した理由はわかっていた

その日の朝の気温は5~6度
相当な寒さだと思うが
オーストラリアの人は(少なくともE一家は)暖房を入れたりしない
それどころかフリージング!と言いながらも
朝からリビングの大きな掃出し窓は開けっ放しだった

ところが日中の気温は25度を超えた
真冬といえども日差しはきつく
Ekka会場で私はヌードショーよろしく
スヌード、コート、セーター、ハイネックのシャツと
人前で次々身に着けていたものを剥ぎ取り
ついには半そでのTシャツ一枚になった

そして夕方、また外気は朝のように冷え込み始める

気温が変動する度
わたしの血管は大きな収縮を繰り返し(たぶん)
それに合わせてズキンズキンと頭が痛みだす
オーストラリアの激しい寒暖差に私の身体はついていっていないのだ


その日の夜、私たちのためにEが腕を振るって夕食を用意してくれた
テーブルにつくとラム肉のソテー、マッシュポテトとビーンズをのせたお皿が
ナイフフォークとともにきれいにセッティングされていた

Eが精魂込めて作ってくれたお料理だったのに
痛みと吐き気でほとんど食べることができなかった


謝らなくていいのよ、〇〇〇(私の名)
私も日本に行った時、はじめは何も食べれなかったから


ひ弱な自分が情けなかった
何度も非礼を詫びてその日は先に休ませてもらった
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by konekohaku | 2012-08-29 20:00 | Australia  

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