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特別コアラに興味があった訳ではなかった
観たいと思っていたわけでもなかった
australia zooへ行くこともその日の朝、知ったくらいだった

けれどもみんなに背中を押されるままにコアラを抱いた時
私は悟ったのだ

どうしてオーストラリアの動物の中で
カンガルーでもワラビーでもエミューでもなく
コアラに人気があるのか


左手を出して
そう、ここに(コアラを)乗せるから
この手でお尻をしっかりと支えてね
ほうら、あなたの腕につかまりますよ
右の手の平で背中を、そうその辺りに置いて、
やさしく抱いてあげてね


係員の導くままに腕を動かしていると
コアラはすっぽりと私の胸に納まった

おっとりとした動き
柔らかな毛
ちんまりとした身体

一匹のコアラは瞬時に私をとろけさせた
なんなんだ?この幸福感は?
この感触、
そうだ、これは赤子を抱いている時の感触だ

そうだったんだ
コアラとは
とんでもなく母性本能をくすぐる生き物だったんだ
こんなに可愛い動物がこの世にいるなんて・・・




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ママの一言で
私たちは褌を締めなおし
アフリカゾーンへ向かうことになった


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私たちの現在の位置は★
その時点で大概疲れていたので
無駄な動きは一歩たりともしたくない

こうやって地図を俯瞰して眺めていると
見当がつきそうなもんだけれど
園内はとても広くて
どのルートを進んだら最短距離で目的地へ行けるのか
ちょっと見まわしただけではわからなかった

こっちにも道路があるみたいよ、と言っても
Eとママは地図とにらめっこしながら
いや、それは違うと言う

結局私たちは
再びウォンバッドの横を通り
冷笑しながら野鳥のゲートを開けて開けて、閉めて閉めて
(2重扉になっているので一回通る度に4回開け閉めしなければならない)
また会ったねーなんて言いながらコアラのブースを横切り
さきほど通った道を引き返すことになった(水色で表示)


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そしてようやくアフリカゾーンへたどり着く

ママ、象とご対面~
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きりんもおります
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ゼブラは数匹
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ガラス張りの檻の中にいたのは虎
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チーターを散歩させているところを遠目に目撃
いいなぁ~、これ一度やってみたいんだ
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アフリカゾーンをひととおり見終わって
また地図をにらんで今度は帰る道を検討

実はこれは後で気が付いたのだが
australian zooのHPからダウンロードした上記の地図には
しっかりと書かれている車道(グレー色の道)が
園で手渡された地図には載っていなかった

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               Eとママがゲートでもらった地図


道路がそこに見えているのにEとママがその道を選択しなかったのは
地図に載っていない道を行って
出口まで戻れるかどうか確証がなかったためだと思われる

結局彼女たちが取ったのは
手元の地図にしっかりと書かれている道、つまり
もう一度同じ道を戻っていくという選択だった(ピンク色で表示)

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人間、いい人でいられるのは
肉体的にも精神的に満たされて
心に余裕がある時である

この時は皆体力が限界に来ていて
人格が破壊しつつあった

4枚×3回で実に12回も開け閉めをすることになった
野鳥ゾーンの扉にあ”~~っといらつき
あんなにcuuuuuteを連発していた道の脇にいる動物には目もくれず
無言でひたすら重い足を引きずり出口を目指した

私に至っては
あの生き物が視界に入ると
不覚にも心の中でこう、つぶやいていたのだった


またコアラかっ!




australia zoo 公式HP



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by konekohaku | 2012-09-04 19:30 | Australia  

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