4Stars



まったく、
私たち家族ときたら
一時期ディズニー映画の「アラジン」に嵌りまくっていたのだ

“吹き替え”が大嫌いな私は
まだ子どもが幼いにもかかわらず
ビデオは(DVDじゃないよ)日本語字幕つきを鑑賞させ
映画のサウンドトラックCDも
当然、オリジナルキャストによるものを選んだ
今では剃り残した髭がうっすらと頬にちらつくほど成長した長男が
まだ小学校へ上がる前の話だ


籠の鳥状態だったジャスミン王女が
ジニーの魔法で王子に化けたアラジンに導かれて
お城から抜け出す名シーン (ア・ホール・ニュー・ワールド)

子育てに追われ若干の閉塞感を感じていた若く未熟な母親、そして
好奇心旺盛の、大人同様(それ以上?)に感性が鋭かった幼児の心は
魔法のじゅうたんのリュトモスに同化し
一瞬にしてジャスミン王女と共に大空に解き放たれた

自分の意思で未知の世界へと飛び立つ時の
ほんの少しの戸惑いとそれを打ち消す高揚感と解放感に満ちた
王女の可憐な歌声は今でも隅々まで忘れない

きっと当時の私たち親子の気持ちは
声によって表現された王女の心情と
深いところで繋がっていたのだろうと思う


後になってジャスミンの歌のパートを担当していたのは
ミュージカル「ミスサイゴン」で主役を演じた
レア・サロンガというフィリピン生まれの人であると知った

3年ほど前、ロンドンで行われた「レ・ミゼラブル25周年記念コンサート」に
レアはファンティーヌ役で出演していた


「ファンティーヌはジャスミンの人だって」

「ヘぇ、そうなんだ」


独立して離れて暮らす息子にそう言い添えて
コンサートを収録したDVDを送ってやった

私は私で彼女の歌声を注意深く、
ビブラートの襞の、奥の奥まで聴きたいがために
DVDデッキをアンプに繋いでオーディオでソフトを再生した

かつてのジャスミンの声はすっかりと成熟し
星屑のように散らばる様々な不条理や人の感情の断片を
すっぽりと包み込んでしまうほど円やかで温かに感じられた



いつだったか大阪にミュージカルを観に行ったとき
劇場で配られたフライヤーの中に
「4Stars」という東京・大阪で催されるコンサートのお知らせが入っていた

出演者は

レア・サロンガ
ラミン・カリムルー
シエラ・ボーゲス
城田優



レア・サロンガ?

行く!
P(息子の名)と一緒に絶対行く!



今回の感想はそのコンサートの時のものです


(長くなったので続きはまた)



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by konekohaku | 2013-07-02 22:50 | movie・theater  

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