4Stars (とウィーンミュージカルコンサートⅡ)


放置してしまいました、すいません

随分と時間がたってしまったので
先日行った「ウィーン・ミュージカル・コンサートⅡ」
との比較を交えながらざっくりとした感想を


4Stars はレア・サロンガ、ラミン・カリムルー、シエラ・ボーゲスという
世界トップレベルの歌い手と
日本のミュージカル界若手代表の城田優君とのジョイントコンサート

悪かろうはずがないと
誰もが確信していた夢のような企画だった

事実、期待していたけれども期待以上に素晴らしかった
・・・彼らの歌唱という点においては





コンサートは2部構成
前半はメドレーでロジャース&ハマースタインやソンドハイムなどの、
ミュージカル史に残る名曲を
後半は4人にゆかりの曲と今回音楽監修・編曲を担当した、
ジェイソン・ロバート・ブラウンの曲を中心に紹介
楽しいショーだったが全体的に少々不満が残る内容だった


幕開きで「ALL THAT JAZZ」(CHICAGO)のトランペットの音が聞こえた時から嫌な予感が
(以下太字は私の内なる声)

華々しく4人が登場
身体をくねらせフォッシー風のセクシーポーズをとり
ジョン・カンダー&フレッド・エッブの名曲を歌い始める
いややや、レア、ラミン、シエラにこの曲は似合いませんて。
それで映画版「CHICAGO」のCDを売店に置いていたんやな


ソンドハイムの「BEING ALIVE」
名曲中の名曲だが(以前当ブログにて紹介したことあり)
この曲の魂ともいうべき重要な部分をカットし一部分だけを歌わせているので
深さを欠いて、まったく心に響いてこない
ラミンが歌うてるのにもったいないなぁーっ
ラミンはわかりやすくて、
これまでに歌いこんできた歌とそうでない歌の出来の差が明確で、
この曲の時もとってつけたように感じた

「'TIL I HEAR YOU SING」 では
誰もがこのロマンチックなラブソングの
ラミンの熱唱を期待していただろうに
ほんの触りの部分だけ歌って、はい終了
えええーっ、蛇の生殺しやでー

楽しみにしていた
「A WHOLE NEW WORLD」
レアが見事に現在の成熟した声を
当時のピュアで幼さの残る声色に変えて歌いだし
感涙に噎び入ったのも束の間
サビ部分に入るいいところで
まさかまさかのラミンとシエラ登場→交代→合唱
ま、まじですかーっ?!!!そこの二人、歌わんでええって(泣)

「ON MY OWN」 では日本語と英語が交差して
気になって入り込まれへんやん

楽曲を選択するには
私など素人には計り知れない裏事情があるのだろうし
できるだけ多くの海外ミュージカルの名曲を、
経験の浅い私たち日本人に紹介しようとして臨んでくれたのかもしれない
けれど、これだけの歌手に歌わせるのだから尚更のこと、
数が減っても然るべき「完成形」でちゃんと曲を聞かせてほしかった
専門家に拘りがあるのと同じように
日本のファンにだってそれなりに拘りはあるのだ

それに
衣装って大事やな

先日行った「ウィーン・ミュージカル・コンサートⅡ」では
出演者がちゃんと本物の舞台衣装を着けフルで歌ってくれて、
それはそれは満足いくコンサートだった
「私だけに」(エリザベート)を歌ったマヤ・ハクフォートさんはもちろん
「レベッカ」を歌った韓国のオク・ジュヒョンさんも素晴らしかった
ルカス・ぺルマン&アンネミーケ・ファン・ダムによる
ルドルフの「それ以上の」もよかったなぁ~
こちらのコンサートでは4Starsでおきた消化不良はなかった
私がウィーンミュージカルに明るくない、
ど素人だったからかもしれないが
作り手はファンのツボをちゃんと押さえているように感じられた

大好評だった4Starsにこんなに文句つけるなんて
まったくもって小うるさいババアだけれども
出演者が素晴らしすぎたからこその残念さだと
ご理解いただければ幸いです

実際彼らの歌声、歌唱力は極上であり
ラミン、シエラ、レアの組合わせが楽しそうに並んで歌っている姿を観て
これは現実なの?と頬をつねりたくなったほど
城田君もよかった
なんやかんやいって
至福の時間だったことは
間違いありません

(実は他にもものすごく気になって仕方なかった重要なことがあったけど、
このへんでやめとく)



「BEING ALIVE」

"友人たちの干渉"入り Neilは歌がベラボーに上手いわけではないのにすごくいい
"Company" New York Philharmonic Concert 2011 より
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by konekohaku | 2013-07-18 08:06 | movie・theater  

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