Orchestre de Pais × Paavo Järvi 


しのびよる気配

動きを止めて
息をひそめる

張りつめた空白のあと

静かに姿を現したのは
全てを包み込んでしまうほどの
大きく温かな存在

その厳かなる安らぎにひれ伏し歩み寄り

重ねつつ絡まりつつ
この上なく美しい調和の時が始まる...



*********



ストップ数90、パイプ数7155本
日本最大級のパイプオルガンを持つ京都コンサートホールでの
パリ管弦楽団のコンサートに
オルガン行脚続行中の娘と共に行ってきた
指揮はもちろんパーヴォ・ヤルヴィ

演目は私の大好物のこれ!




シベリウス:「カレリア」組曲 op.11

リスト:ピアノ協奏曲第2番 イ長調 S.125
( ピアノ ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ)

サン=サーンス:交響曲第3番 ハ短調 op.78 「オルガン付き」
(オルガン:ティエリー・エスケシュ)



シベリウスのカレリア組曲からヤルヴィさんの抑制のきいた棒と
各パートの巧さにやられっぱなし
ピアニッシモの美しいことったら

サン・サーンスの交響曲第3番では
もちろんパイプオルガンが大きな役割を担うのだけれども
第一部の後半、静かにパイプに命が吹きこまれると
骨の髄まで、いや産毛の先にまで貫通して低音の振動が伝わってくる
なんて素晴らしい(感涙)
私はこの曲の、オルガンと弦楽器の出会いの場面が大好きなのだ

弦楽器、木管、金管、打楽器
パイプオルガンにピアノ(2手)
それぞれのプレーヤーが巧いこともあるけれど
その持ち味を余すところなく引き出し、歌わせた、
ヤルヴィさんの統制力は見事

物語の始まりからエピローグへと
徐々に湧き上がってくる高揚感と開放感、
奏者の出すアドレナリンが突き刺さってきそうなほどの集中力
ティンパニーがブラボォすぎる!

10月に、この曲では定評のあるチョン・ミョンフンが
フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団と来日したのは
まだ記憶に新しいところ

関西ではオルガン付が演奏されず、また東京まで行く根性もなく
涙を呑んだがその悔しい気持ちもふっとんだ
(関西ではパイプオルガンのないホールのみのコンサートだった、
先日ニュースになっていた、
ミョンフンの某国パイプオルガン設備のないホールへの
この曲での招致問題は結局どうなったんだろう?)


順番が逆になったがリストを弾いたヌーブルジェ君も
瑞々しさと激しさと明晰さを兼ね備えていてとてもよかった
逸材やね、彼は

アンコールはヌーブルジェ君がショパンのノクターン op.62-2
そして
ベルリオーズ:ファウストの劫罰 ハンガリー行進曲
グリンカ:ルスランとリュドミラ序曲

極上のコース料理で
締めくくりに絶品デザートを2品食べたような気分

京都までのJRがやたらと高くて
交通費込みで娘の分も含め諭吉が片手ほど飛んで行ったけれど(痛)
こんなに美味しいお料理なら大満足ー!
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by konekohaku | 2013-11-04 18:16 | music  

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