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面白い映画を観た

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これを読んでくださっている方が私のように天邪鬼だったり、
世の中を眉唾で見る傾向にある人だったら
ちょっと登場人物の行動や言葉に注意を払うことで
この物語の着地点は途中からおおかた予想がつくだろうと思う。
私も登場人物が出そろったところで大体の結末は読めてしまった。

予測したストーリーがそのままの展開で終わった時、
いつもなら篠沢教授のように
「非常に不愉快」と切り捨てたくなりそうなものだけれど(古っ)
この作品はどこかが違う。
何か出口の見えない
細かく組み込まれたピースの中にでも取り残されたような
なんとも不思議な感覚で
観終わったあともじわじわと私の心を捉えて離さなかった。
劇中何度も出てくるゼンマイ仕掛けのように
連鎖して、連鎖して、思いが駆け巡る。

監督のジュゼッペ・トルナトーレ
(「ニュー・シネマ・パラダイス」「海の上のピアニスト」)が
「結末は愛を信じる人、信じない人で、受け止め方が変わるでしょうね」
とインタビューで答えているように、
レビューなどを見ていると
非常に後味が悪かったり、私のようにささやかな幸せを感じたりと
この映画に対する反応は様々。
1回目、2回目で感触が変わった人もおられるようだ。
(参考までに)



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There’s always something authentic concealed in every forgery.

映画に出てくる肖像画の数々は、
主人公の隠し部屋に飾られているうちの1割が、
その他の場面では7割が本物らしい。
登場人物のとるポーズも有名な作品をなぞらえていたり、
ハンマースホイ風?といった部屋なんかも出てきたりと
視覚的にも楽しい。



そしてジェフリー・ラッシュ。

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冷ややかにも温かにも感じる視線、
隙のない、または隙だらけの行動、
皺の一本一本に至るまでが
主人公のこれまでの人生と芯の部分に隠されていた人間性を語っていた。
ジェフリー・ラッシュだったから、
私にとってこの映画はミステリーではなく、
極上のラヴストーリーに映ったのだろうと思う。


公式サイト
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by konekohaku | 2014-02-01 23:09 | movie・theater  

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