Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance)



『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』を観ました。


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ストーリー:
かつてヒーロー映画『バードマン』で一世を風靡(ふうび)した俳優リーガン・トムソン(マイケル・キートン)は、落ちぶれた今、自分が脚色を手掛けた舞台「愛について語るときに我々の語ること」に再起を懸けていた。しかし、降板した俳優の代役としてやって来たマイク・シャイナー(エドワード・ノートン)の才能がリーガンを追い込む。さらに娘サム(エマ・ストーン)との不仲に苦しみ、リーガンは舞台の役柄に自分自身を投影し始め……。
~シネマトゥディより


内面の抑圧や混迷を暗示するかのような狭く入り組んだ舞台裏、
途切れのない時間を示すワンカット仕立て、
精神状態にリンクし効果的に流れる音楽、
超自我の顕在化であるバードマンの存在。

驚くほど面白かった!

随所にパロディを織りこんだブラックコメディでありながら(エドワード・ノートンが殴られるのを久々に観たw)、奇妙なSNS社会VS生身の人間、演者VS批評家、ドラムVSオーケストラ、(流れの上での)対立VS共鳴など、コントラストと緩急のつけ方が見事で詩的なんですよね。
カーヴァーの短編『愛について語るときに我々の語ること』が作品の芯に据えられている上に
シェークスピアの台詞(ちゃんとオチつき)や、チャイコフスキー5番などの美しいクラシック音楽がスパイスになっていることは間違いないでしょう。

主役を演じたマイケル・キートン、あの演技でオスカーを逃したとは。
エディ・レッドメインも素晴らしかったですが、私ならキートンさんに票を入れます。
そしてエマ・ストーンがやはりいい。
彼女の魅力はどんな汚れ役を演じても透明感が失われないところ。
ほんと好きだわ、あの女優さん。

しかし最近、観る側の力量を試されるような作品が増えてきましたね。
2年前オスカーを受賞した「アーティスト」などもそうでしたが
この作品はまさにといった感じでした。
まあ名作というものはいつの時代もそうなのかもしれませんが、いつまでついていけるやら、、

そうそう、長回しに見えたカメラワークも最後に明確な意図をもって一度切られます。
その後のシーンをどう解釈するか?
あの笑顔の意味は?

ビシバシ飛んでくる才能の矢に相当射抜かれました。
まだちゃんと把握できていない箇所もあるのでもう一度観たいです。
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by konekohaku | 2015-04-21 07:40 | movie・theater  

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