2015.5 UK 3
地下鉄ウェストミンスター駅の階段を上がると突然ビッグベンが目に飛び込んできます。
今回初めて渡英した姪は「わぁ」といったきりしばらく言葉を失っていました。
大きさと威容に圧倒されたのかなと振り返ってみると
彼女は感動をいっぱいに、空を見上げたまま意外な言葉を口にしました。
「あの上をピーターパンは飛んだんだよね」
驚いて私も再び頭をあげました。
ゴシック様式の尖塔は子どもの頃思い描いていたままに
荘厳さと優美さを湛え夜の空にのびていました。
「そうそう、あの上を飛んだんだよ」
今だって飛んでいるに違いない、
そんな風に思えるほど優優としたライトの微粒子が漆黒に融け込んだロマンチックな夜でした。
ちょうど到着日の朝にシャーロット王女が誕生され
テムズ川にかかるタワーブリッジにはお祝いのライトアップが施されていました。
(続)
by konekohaku | 2015-05-10 07:57 | イギリス