ヨナス・カウフマン「冬の旅」~ジャパンツアー大阪公演 


東京小旅行が楽しくて楽しくてハイなテンションが抑えきれないまま、一転その足で大阪にて傷心の旅へ。

若い頃には音源でよく聞いていたシューベルトの冬の旅。実演に触れるのも何十年かぶり、自分の精神的な成長(老化ともいう)を感じつつ当時を懐かしむような心持ちで耳を傾けた。

ソリストはヨナス・カウフマン。テノール歌手なので違和感があるかなと思いきや、暗めの彼の声質とドイツ語の響きの美しさですんなりと入っていけた。細かな点でシューベルトのこの歌曲に対する自分の好みとのズレがなかったわけではないけれど、ちゃんと一人の若者の感情の起伏や変遷が物語として完結していてよかった。あと発声法が面白いなぁと。私は歌は正式に習ったことはないけれど彼独特?気のせいかしら。

今回の公演も友人のお誘いで。押えてくれた席がまた私の好きな場所あたりで舞台上のカウフマンを軸に発生する音波がホール全体の響きを含みつつ耳に到達し心地がよかった。

余談だけれど梅田からタクシーを拾い「シンフォニーホールまで」と告げると若い運転手さん、「シンフォニーホール?」と車のナビを設定し始めた。それでもわからなかったようで今度は自分のスマホを出してきてナビを開く。「JR福島駅の近くですよ」「ん?」「環状線の福島駅ですよ」「はあ」「近くにライオンの会社がある、、」とこちらも後ろから声でナビ開始。それでも「ん?大きな建物ですかね?」などと言うので、「大阪は初めてですかっ?」とチクりとツッコミ入れてしまったよ。あかん、更年期かも(かも、じゃないw)。
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by konekohaku | 2015-06-10 21:51 | music  

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