2014年 12月 29日 ( 1 )

 

2014年8~12月に観たもの


印象に残ったものを抜粋


【Twelve】 ~望月龍平シアターカンパニー

cast:
陪審員/
青木結矢
井口恭子
池田有希子
エリザベス・マリー
神田敦士 
キムスンラ
今拓哉
澤魁士
土居裕子
松原剛志
村井國夫
山口馬木也 
@青山円形劇場

「12人の怒れる男」をモチーフにしたストレートプレイ。
この作品では前科のある在日韓国人を容疑者に設定、日本人の持つ偏見に切り込んでいく。
映画でヘンリーフォンダが扮した、明達で冷静沈着なリードを演じたのは
なんと土居裕子さんだった。

円形劇場の中央に位置する舞台は劇団員の手によって時々回転、
あらゆる角度から観客は陪審員たちによる評議を目撃することに。
役者さんたちの白熱した演技、そこここに散りばめられた意外性で
時間を忘れて引き込まれてしまった。

こじんまりとした素晴らしい劇場なのに来年1月に閉館するとのこと。
勿体ないなぁ。




【マシューボーンの「白鳥の湖」】

cast:
ザ・スワン/ザ・ストレンジャー マルセロ・ゴメス
王子 クリストファー・マーニー
女王 アンジャリ・メーラ
ガールフレンド キャリー・ジョンソン
執事 ポール・スメサースト
@東急シアターオーブ


日本初演の時に観て以来の鑑賞。
何しろマシューボーンによる振付が素晴らしい。
バレエの基本を絶妙に裏切るポーズ、
音楽が同じだからこそ浮かび上がる純クラの白鳥の湖との対比。
振付による主張がこれほどまでに雄弁である作品も珍しいのでは。
ダンサーたちの荒々しい息遣いが会場の隅々にまで渡る迫力あるステージ、
中でもゲストのマルセロ・ゴメスさんの存在が際立っていた。




【エリザベート ~愛と死の輪舞】宝塚花組公演

cast:
トート 明日海りお
エリザベート 蘭乃はな
フランツ・ヨーゼフ 北翔海莉
ルイジ・ルキーニ 望海風斗
ルドルフ 芹香斗亜
@宝塚大劇場

明日海りおさんファンの同僚とトップお披露目初日を観劇。
トートとエリザベートの恋を柱にする宝塚版ってどないなん?
とさして期待もせずに鑑賞したがこれはこれで「あり」だなと思った。
(偉そうな物言いでファンの方すいません)
脚本は人物を掘り下げ描いたウィーン版には及ばないだろうけれど
美術的に統一した美しさを感じたからだ。
小池修一郎の最高傑作は宝塚版のエリザベートであり、
宝塚の中で最も完成された作品もまたこのエリザベートなんでは?
(あまり宝塚のことを知らないのにホントに偉そう、ごめんなさい)
フランツ・ヨーゼフを演じた北翔さんの安定した演技がとてもいい。
しかし肝心のエリザベートが、、、
東宝版でもエリザベートをされるとか、、、
うーん、、、、謎。



【ファーストデート】

cast:
アーロン 中川晃教
ケイシー 新妻聖子
ゲイブ  藤岡正明
アリソン 昆夏美
レジ―  古川雄大
ローレン 未来優希
ウェイター今井清隆
@サンケイホールブリーゼ

昨年BWで上演されたコメディだそうで、非常に面白い作品だった。
「ゴシップガール」などで知られるオースティン・ウィンズバーグによる脚本は
小粋で笑いどころ満載だったのだが
たとえば金融街で働く如何にもユダヤ人風のアーロンがキリスト教徒で
如何にも尻軽女風のケイシーが実はユダヤ教徒だったと知って驚くあたり、
NYでなら爆笑ものだけれど、日本の観客は無反応。仕方ない、背景が違うのだから。
キャストの方々はセリフではなく専ら面白おかしく動作することで笑いをとっていて(大変だったと思う)BWのコメディを日本で上演する難しさも感じた舞台だった。
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by konekohaku | 2014-12-29 23:03 | movie・theater