2015年 05月 24日 ( 1 )

 

Of Mice and Men ~ナショナル・シアター・ライヴ2015


昨春BWへ行ったとき、とある劇場のステージドア前が驚くほどごった返していた。同時期にオープンしたIF/THENの楽屋口もイディナ・メンゼル人気でたいした混雑ぶりだったけれどもそれをはるかに凌ぐ出待ちの数。こんな光景見たことがないと、野次馬根性で撮った写真がこれ↓。道路の手前側も見物客でいっぱい。

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看板を眺めながら「誰が出てるんだろう」なんて思っていたのだけれど、物を知らないってほんと恥ずかしい、後からNY入りした姪に「ジェームズ・フランコやん!え?知らんの~?」と唖然とされてしまった(笑)

今回のNTライヴはあの時Longacre Theatreで興行されていた舞台「Of Mice and Men」(二十日鼠と人間)を上映するいうのでいそいそと観に行った。

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スタインベックの有名な小説、もちろん話は知っていた。しかし救いのない結末に(人によってはあれは救いだったというかも)思っていた以上にこの話が重く心に伸し掛かってきたのはきっと幕間に流れた、監督のインタビューのせいだ。

「レニーとジョージは義務からではなく楽しいから一緒にいる、ジョージがレニーの面倒を見るのは何もできない子どもの世話を焼くのと同じで、人間ならば『ほっておけない人』は存在するもの。私は母親であるからこれが理解できるのかもしれない。」

確かこんな内容。監督はこの話を涙ながらに語っていてその様子から作品云々よりも「人間」そのものに感動しているのだなぁと拝察した。介護の必要な親だったり要領の悪い弟妹だったり、思わず手を差し伸べたくなる存在って誰にだってある。私も自分の体験と作品との接点を見つけたからこそ今回ジョージの心情により深く入り込めたのかもしれない。

ジョージ役には有名なハリウッド俳優ジェームズ・フランコ。彼もよかったけどレニー役のクリス・オダウドの演技の方が際立っていた。レニーはジョージにとってささやかな夢そのもの、そしてジョージの孤独を癒す唯一の存在だったんだよね。伏線となっている老人の犬のエピソードとともになんともやり切れないー。

演出:アンナ・D・シャピロ
作:ジョン・スタインベック
出演:ジェームズ・フランコ、 レイトン・ミースター、クリス・オダウド


(ジェームズ・フランコ おまけ)
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by konekohaku | 2015-05-24 19:52 | movie・theater