2015年 10月 15日 ( 1 )

 

Les Miserables


ここまで3本すべてオリジナルキャストで観ることが出来、ラッキーラッキーと調子こいてたら思わぬところで悲劇はやってきました。ああ、みぜらぶる~。昨年の経験からUSAのレミは相性が悪い気がしてどうしようかと悩んでいたのですが評判のいいアルフィー・ボーさんが出演しているなら観てみるか、とこれまた間際でしたがチケットを押えました。し、し、しかし、、、
劇場入ってすぐ左にキャスト表があり、一応確認と視線を向けた途端いきなり強烈なボディブローが。なんとお目当てのアルフィー・ボーが休演。。。あまりに唖然として交代のキャスト表だけ写真を撮ってたという(笑)。

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と言いますのは、チケットを購入する際HPにアルフィーさんは何日のソワレと何日のマチネとこの日からこの日、この日とこの日・・・は休みますよ、と事細かにアナウンスメントがあったのでした。それを避けたのにまさか出演予定日に休むなんて思ってなかったんですわー。がっくし。

ディスカウントの席だったのでサイドブロックでしたが前から4列目。視界は良好です。かなり暗然とした心持ちの中、幕が開きました。ところが、、、。ん?このヴァルジャン、いいんじゃね?お、なかなかいいよ。えっ?めちゃいいやん、ぶらぼー!。
ヴァルジャン役のWill Rayさんは良くも悪くもご本人の個性があまり感じられない方で、私のイメージのヴァルジャンそのもの。ちょっと粗忽なところもあるけれど天性の温かみがあり大きくて。アルフィーさんだともっと歌えるのかもしれないけれど、willさんも十分なレベル。変なクセもないし個性的だった去年のラミヴァルジャンより私好みでした。

キャストの中で抜群に目を引いたのはティナルディエのJoseph Spieldennerさん、本役が休みの間臨時で1週間くらいティナを演じられていたよう。見るからに気持ち悪くて人間の汚い部分が集まって形になったような感じ+コミカル。今までに観たことのないタイプのティナで、あまりに強烈&面白かったので初めて出番が待ち遠しく思ったほど。観客にも大ウケでした。いったいどんな人が演っているんだろう?年齢も素も想像つかずこの眼で確かめようと出待ちしてみますととととと、、、びっくり仰天、とんでもなく若くハンサムなナイスガイ でしたー。ようあんなに化けれるわ、いやー素晴らしい。

アール・カーペンターさんのジャベールは特に後半とてもよくて、来日コンサートで聞いたstarsとは大違い。ただ上手いのですがどことなく佇まいに「余裕」があって自殺するタイプに見えなかったわ、細かいこと言うてなんですけど。コゼットのAlex Finkeさんは去年の人より品がありました。その他のキャストの方々は大味に見えたかな。
全体的には昨年個性と個性がぶつかり合って歌合戦のように見えたカンパニーも、今回キャストががらりと変わって没個性な分纏まりよく感じました。総スタオベでしたよ。たぶん私はレミには歌が上手いとか迫力があるとかより、どれだけ細やかに感情を表現してくれるかを重視しているようでそういった意味ではやはり日本のカンパニーの方がしっくりくるなとは思いました。USAキャストはみるからに生命力に溢れていて、そこが私の感情移入を妨げているような気もします。開演前に「上演中は話をしてはいけません」とアッシャーからわざわざ注意がありw観客のマナーは昨年に比べ格段によかった。

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ステージドアに同年代か少し上かなと思われる日本人のご夫婦がいらしたのですが、奥さまがアルフィー・ボーさんの大ファンだそうで楽しみに渡米してきたのに今日はショックで、、と。気の毒なほど落ち込んでいらっしゃったので、思わず「残念でしたよね・・・でも今日のヴァルジャンも素晴らしかったですよ」と慰めにもならない言葉をかけてしまいました。心からそう思ったんだもの。そうしたら後ろに立ってらした優しそうなご主人様が大きく頷き「私もそう思いました」と。実はこのご夫婦はちょうど私の前の列に座ってらして、ラストシーンでご主人様が涙を拭っておられた姿を後ろから見ていたのでした。
体調が悪くて休演するのは仕方がないことなんだろうけれど、契約で認められているんだろうけれど、クラシック畑の人には付き物なんだろうけど、元々お休みをもらってるんだからさぁ、、。同じ時間に「ジェントルマンズガイド」を観た姪から今日もジェファーソン・メイズさんが豪快に唾を飛ばし抱腹絶倒の演技を見せていたという話を聞くと、安くないチケットを買い、万障繰り合わせやってきた(たった1回のチャンスかもしれない)お客の為に、体調を整えて最高の演技をみせてこそプロなんじゃないの?と思ってしまいました。昭和気質ですかね?いつかあの奥さまにアルフィーさんの生舞台を観るチャンスが訪れますように。


Cast:
Will Ray
Earl Carpenter
Montego Glover
Brennyn Lark
Chris McCarrell
Alex Finke
Joseph Spieldenner
Rachel Izen
Wallace Smith

Production Credits:
Laurence Connor and James Powell (Direction)
Matt Kinley (Scenic Design)
Andreane Neofitou (Costume Design)
Christine Rowlands (Additional Costumes)
Paule Constable (Lighting Design)
Mick Potter (Sound Design)
Fifty-Nine Productions (Projection Design)
Christopher Jahnke (New Orchestration)
Stephen Metcalfe and Stephen Brooker (Additional Orchestrations)
Lyrics by: Herbert Kretzmer
Music by: Claude-Michel Schonberg
Book by Alain Boublil, and Claude-Michel Schonberg
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by konekohaku | 2015-10-15 23:10 | NY