カテゴリ:Italy( 4 )

 

2015夏の旅~イタリア4


旅先では疲れるからあれもこれもと欲張らないで的を絞ってのんびりと、と言っていた夫、ヴェネツィアから戻った夜突然「明日はピサの斜塔を見に行きましょう」とのたまう。そういえばそもそもこの旅行、6月のとある日お盆はフィレンツェへ行こうと急に言い出したのも夫だった。え~っ夏は暑いよ~、高いよ~、来年のGWにしない~?といっても「行ける時に行っておきましょう」と彼はその主張を曲げなかった。前述のとおり、実際私たちを取り囲む環境は目まぐるしく変化していて、「行けるときに」というのは本当にそうなんだった。だから今回も素直に従うことにしました。あの時ピサに行ってれば~って彼が後々思わずに済むように。


~~~  MEMO   ~~~
・ヴェネツィアへ行くとき利用した高速列車Frecciargentoはピサには停車しない。普通列車または快速列車を利用すること。予約不可。
・Livorno行きに乗ってPisa Centrale(ピサ中央駅) で下車する。ピサ中央駅からピサ大聖堂までは徒歩20分。
・駅に改札はないがホームに検札機があるので購入した切符は必ず機械に通し日付と時間を刻印すること。
・推測される、夫がピサに行こうと思いついた主な理由は次の2つ。その1、フィレンツェから近い。電車で1時間ほど。その2、ピサはガリレオ・ガリレイの故郷である。
      ~~~~~~


翌日サンタ・マリア・ノヴェッラ駅のチケット売り場へ行くとピサ行きの切符はあそこのタバコ屋で買ってね、と係りのおじさん。えっ?切符をこのチケットブースじゃなくてタバコ屋で買うの?おじさんが指さした方を見るとキオスクのような小さな売店が。半信半疑で近寄ってみるとそこに行列ができていて、皆イタリアのマンマのような女性から切符を買っていました。チケットブースは座席指定のある列車だけ取り扱っているのかしらん?謎。

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皆に倣ってピサ行きまでのチケットを手に入れました。ところでワタクシのiphoneさまは今日のピサは夕方まで雨だという。何度チェックしても変化なし。で、雨具を用意しました。この時期雨は少ないのにツイテないわ、、、と思って到着してみると・・・↓ iphoneもええ加減(笑)。
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上の写真は駅前を写したもの。私たちはさっそく斜塔をめざします。地図で確認すると正面の建物の右手からも左手からも行けるのですが、人の流れはほぼ右から。たくさん人が歩いているので付いていくことにしました。

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ピサの斜塔とはピサ大聖堂の鐘楼を指すのですが近くを流れるアルノ川の土砂が堆積した上に立っているためそもそも地盤が悪く、建設の途中で早くも傾き始めたのだそう(着工は1173年)。一時期5度以上の傾斜があったのがその後の対策により現在は4度程度だとか。2001年に崩壊防止対策工事が終了し今は頂上まで登ることが可能です(要予約)。ガリレオが落体の法則をピサの斜塔で証明したという話がありますが、それは弟子の作り話ではないかという説が有力。そんなことやあんなことを頭に過らせながら、アルノ川を渡りどん突きのように見える石塀を道なりに左折すると、前触れもなくいきなり目に飛び込んできた光景に夫と二人で大爆笑。えええええーっホンマに傾いてるわぁ~~~。

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それまでたらたらと歩いていた私たちも思わず足早に。近くで見ると相当アンバランス。

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気になる足元は大理石で麗しく固められて。
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想像以上のインパクトに来た甲斐あったねーを連発。


斜塔に別れを告げ近辺をぷらぷらと。
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しばらく橋の上に佇み当時と変わらぬはずの川の流れに遠い遠い過去を見ていました。ガリレオもこの地でこうやって風を感じていたんだよね、と。
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                        アルノ川
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by konekohaku | 2015-10-04 21:13 | Italy  

2015夏の旅~イタリア3


フィレンツェから少し足を延ばして日帰りでヴェネツィアへ行ってみました。
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フィレンツェからヴェネツィアまでは列車でわずか2時間ほど。チケットは事前にココ でサンタ・マリア・ノヴェッラ ~ サンタ・ルチア間の往復切符を予約。さんた~るち~あ、よ。予約の時からテンションあがっちゃった。早割や日帰り割引もありました。
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駅に改札はなく予約画面の印刷を車内で提示するのみ。ホーム番号を駅の電光掲示板で確認して列車を待ちます。


サンタ・ルチア駅を降りると目の前が水上バスの乗り場です。チケット売り場らしきものがすぐ目に入るのですがどう買えばいいかわかり難い。てか混んでて無駄にウロウロするのが面倒だった。で、駅を出てすぐ左手にある案内所で「サンマルコ広場まで行きたいのですが」とおずおずと尋ねてみることにしました。するとそこでも水上バスのチケットを購入することができ、丁寧に乗り場の番号や乗り方まで教えてくれました。もちろん英語が通じます。私たちは片道切符を購入。


通勤ラッシュ時のように混雑した水上バスに揺られ目的地へ着きました。青い空と水面の煌めきがまだ見ぬ土地への訪問を歓迎してくれているかのよう。飛び込んできた景色があまりに美しくて、あらーアドリア海の女王と謳われるわけね、と瀬戸内海のスダチ夫婦はこの時点で心を鷲掴みにされたのでした。対岸に見えているのはサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会。


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水上バスを片道切符したのはサン・マルコ広場ーアカデミア美術館(ヴェネチア派が堪能できます)ーリアルト橋-サンタ・ルチア駅と時間をかけてぐるりと街歩きする作戦だったから。ヴェネツィアもかつては地中海屈指の海軍国家だったとか、ナポレオンに侵略されていたとか、歴史的に尖った過去で綴られた場所ですが今となってはそれも全く信じられない。入り組んだ狭い路地には車は一台も存在せず、張り巡らされた水路を悠々と移動する舟が人々の生活を支えていて、強烈な日光を背景に視覚的にはまさに別天地そのもの。しかし最近は地盤沈下や人口流出が深刻な問題になっていて(サン・マルコ広場の浸水ニュースは有名ですもんね)ところどころで目にした老朽化し人の気配のない建物に現実の厳しい状況を垣間見てしまうのでした。


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ところで最近旅に出るとその土地の音を録音することにしています。音の情報は時に写真以上に肌で感じた記憶を呼び戻してくれますからね。今回もサン・マルコ広場のオープン・カフェで軽食を取っているとちょうど正午知らせる寺院の鐘が鳴り始めそれを収めることができたのですが、、、どうやってUPしたらいいのかわからず(残念)。いくつ鐘が存在するのか知りませんが小さな音から始まり次々と荘厳な響きが重なっていく様はまるでオーケストラの演奏のようでした。


予定より早く駅に着いてしまったのでチケットブースで列車を2本前のものに変えてもらいました。空きがあれば可能なようです。ちなみに駅のトイレは有料。
これまでどっぷり浸かっていた異文化とは真逆に、車窓からの景色は場所によっては日本で見るそれにとてもよく似ていて、ふと留守を預かってくれている子どもたち、退屈しているだろうハク、旅の前日に会った年老いた母親のことを思い出しました。
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変わりゆく風景に驚いたり、撮影した写真を繰って笑いあったり。列車の移動もなかなかいいもんですね、と夫と話しながら再びフィレンツェに戻ったのでした。
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by konekohaku | 2015-10-01 20:14 | Italy  

2015夏の旅~イタリア2


今回は毎年絵画の勉強をしにフィレンツェへ渡っている友人に色々と相談にのってもらいました。彼女がチョイスしてくれた美術館を中心に街中をのんびりじっくり。15世紀のフィレンツェの景観図を眺めているとサンタ・マリア・ノヴェッラ教会、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂、ヴェッキオ宮殿、ヴェッキオ橋などが同じ場所に同じ形で描かれていて、街がほぼ当時のままの状態に残っていることがわかります。この路地を、この橋を、レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロが歩いていたのかもしれない、そう思うだけで私たちは言葉で言い表すことのできない感動を覚えたのでした。

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美術館巡りをするなら早めに美術館のサイトから予約することをお勧めします。空きがあると時間指定ができます。気がつけば万歩計は初日だけで32000歩をマーク。バレエで痛めている股関節が悲鳴をあげた旅の始まりでした。
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by konekohaku | 2015-09-29 22:05 | Italy  

2015夏の旅~イタリア


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生きていると日々の生活が雲の流れのように感じることがある。ずっと大切にしておきたいような平穏で柔らかな真っ白い雲が浮かんでいるかと思えばそれを押しのけるように黒くどんよりとした雨雲がやってきたり。雲の流れは速くて変わらない自分だけが置いてきぼりにされているような感覚。

上の写真は今年の夏イタリア・フィレンツェで。久しぶりに夫との二人旅(前回はコチラ こちら)。私はこの時大いなる安心感に包まれていました。「パスポートちゃんと持ってる?」なんて、いつもの観劇旅じゃ言ってくれる人いないですからね。いい思い出だわ。


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by konekohaku | 2015-09-28 22:57 | Italy