<   2010年 04月 ( 18 )   > この月の画像一覧

 

等伯展


女4人で賑々しく京都へいきました



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ちりめん細工やかんざしのお店で買い物をした後
都をどりが催されている祇園甲部歌舞練場へ



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舞台を観る前に芸妓さんのお點前により
お抹茶とお菓子が振る舞われました
(バタバタして優雅なもんではなかったですけど)

芸者さんや舞鼓さんの群舞は目に鮮やか
ゆったりとした鼓や笛の音、優雅な舞
京都に春がやってきたと思う瞬間です



祇園からタクシーを飛ばし次の目的地へ
向かった先は長谷川等伯展が行われている京都国立博物館


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雨にもかかわらず50分待ちの立看板が
でも実際には30分弱で中へ入ることができました

展覧会は7つのブロックに分かれていました

1 能登の絵仏師・長谷川信春
2 転機のときー上洛、等伯の誕生
3 等伯をめぐる人々―肖像画―
4 桃山謳歌―金碧画―
5 信仰のあかし―本法寺と等伯―
6 墨の魔術師―水墨画への傾倒―
7 松林図の世界

等伯の画風の変化がよくわかります
おそらく同時代のライバルたちと競いながら切磋琢磨し
等伯ならではの世界を模索し続けたのでしょう

繊細、静謐、大胆
歩みを進め次の作品に出会う度にしばし沈吟
決して語り過ぎにならない品格ある世界に
完全に惹きこまれてしまいました



最後は松林図屏風


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もちろん例外はありますが
枠内いっぱいにたくさんの物が描かれた画を見ると

あなたが入る場所はありませんよ

と画から跳ね返されたような気持ちになることがよくあります
私が入り込む隙がないのです


しかしながら松林図屏風の霧煙る広く奥深い空間には
観ている私を手招いてくれているかのような錯覚を覚えました

受容

それがこの画から私が受け取ったメッセージです


深遠なるしめやかな静寂の世界
本当に素晴らしかったです

京都国立博物館で5月9日まで
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by konekohaku | 2010-04-28 07:36 | 生活  

寒春の夜


ねこは箱で丸くなる


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by konekohaku | 2010-04-23 21:55 |  

Alice in Wonderland



ルイス・キャロル原作の「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」を元に
ティムバートン監督の手によってアリスの成長後が描かれた3D映画
「アリス・イン・ワンダーランド」を観てきました


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お馴染みのキャラクターがたくさん出てきますが
全く別物と思ってご覧になられた方がいいと思います
原作と同じような摩訶不思議な世界を想像していると
期待を裏切られる方が多いんじゃないでしょうか

というのはですね
原作は「次」に何が起こるか
相手がどんな言葉で返してくるか全く予測不可能で

脈略がなくて支離滅裂で
つじつまが合ってなくて
すべてのことがかみ合っていない
アリスの見ている世界は
私たちが夢をみている時に実際に体験するような
実にへんてこな感覚を覚える世界でした

登場人物が意識や思考の上に立って行動しているとはとても思えず
てんでんばらばらな発言が飛び交っていて
答えになっていない答えが帰ってくるのに
なぜかコミュニケーションとして成立して見える、
そこがすごく面白くて他にはない斬新さであり
かつ最大の魅力だと
私は解釈していたのですが

この映画では
登場人物が目標に向かってしっかりと考えて行動していて
その思考回路がしごく真っ当なんです

マッド・ハッターでさえ常識人でしたねー
オカシイのは格好だけでした


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                   (この色バランス、絶妙ですね)


彼がオカシク(madで)ないと面白くないと思うんですけどね
ごくごく普通の冒険物語に終わってしまった感じです

ジョニー・デップは好きな俳優さんですが
同じ路線なら「チャーリーとチョコレート工場」のウォンカさんの時の方がよかったです
「パブリック・エネミー」に引き続き2作連続で不発
次にバートン監督と組むドラキュラに期待しましょう

意外とよかったのが
ヘレナ・ボナム・カーター、監督の奥様です
彼女の演ずる赤の女王は頭がすごく大きくて
「千と千尋の神隠し」に出てくる湯婆婆みたいでした

あ、それとちょっとおいしい役どころの声の吹き替えに
アラン・リックマン♥氏が出ておられました
すっかりバートン・ファミリーの一員になられたみたい

その他にもバートン監督所縁の俳優さんが
声の吹き替えをされてたので
探し当てるのはちょっとしたお楽しみかも


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ストーリーは別として
アーチストとしてのバートンの才能は健在でした
もともとバートン監督が生み出す質感や色、
「画」がすごく好きなんです
ナイトメア・ビフォア・クリスマスとか大好き

アリスがうさぎの穴に落ちて以降のワンダーランドの描写は
これぞバートン・ワールドといった感じで
スリーピー・ホロウやスウィーニー・トッドの深くて柔らかな青、
チャリチョコの決して下品になることのない鮮やかな原色
今回はそれに白
彩色の妙に目を奪われました


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というわけで
視覚的には不安感の潜むファンタジーの世界を
バートン監督ならでは感性で表現していて◎、
3Dで観てよかったです


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NYに行った時、MoMAでティムバートン展が催されていました
すっごい人気でしたよ
今年の運を使い果たしたかっ!って思うくらい
ラッキーな出来事でした
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by konekohaku | 2010-04-22 07:36 | movie・theater  

who are you



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by konekohaku | 2010-04-20 20:54 |  

春の日に


美しい友人から美しい花束を頂いた


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初めて彼女に出会ったとき
モデルさん?って思った
10年来の仲良しでいつも一緒に遊んでくれている
そしてフォトフェイシャル仲間でもある^^;

やっぱり花は自分で買うより
もらった方がずっと嬉しい




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こちらは主人の両親から

以前遊びに行った時
庭に植えてあった白い紫陽花をみて
きれいですねーと私が言ったのを覚えていてくれたのだ

店頭に並んでたよ

そういって送ってきてくれた

至らない嫁なのに
いつもやさしくしてくれるご両親

もっと大事にしなくちゃ

一足早い純白の贈り物を観ながら
心からそう思った


我が家の庭にも着実に春はやってきて

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                           いちご

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                         虞美人草

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                低温の影響か?うどんこ病疑惑の山吹とハナミズキ




当然雑草もすごい勢いで伸びてきて
昨日はものぐさ女を返上して
無心で雑草抜きに没頭した


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レンガとレンガのわずかな目地の隙間から
逞しく生きようとするこのオオイヌノフグリだけは
その生命が愛おしくて抜けなかった



そしていつも私のそばにいてくれるハクオさん
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                  どうして僕は出してもらえないんだろ?



山が若草色に染まる春の日に
心が少しやさしくなった
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by konekohaku | 2010-04-19 20:06 | flowers  

CHOPIN PIANO CONCERTO



今年2010年は
ショパン&シューマン生誕200周年(同い年なのだ)
マーラー生誕150周年
ベルゴレージ生誕300周年
です

我が家では今日は朝からショパンのピアノ協奏曲を流していました

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本当に素晴らしい演奏になると
BGMのつもりがついつい聴き込んで
思いがけず時間を取ってしまうことがあります

今日はそんな1枚をご紹介



ショパン ピアノ協奏曲第1番
b0148547_18491186.jpgマルタ・アルゲリッチ(p) アバド指揮 ロンドン交響楽団





アバドの生み出す音という大海の中で
アルゲリッチの感性(演奏という行為からもはや解き放たれている印象を受けます)
が自由に泳ぎ回っている、そう表現したくなるような全くもって素晴らしい演奏です

彼女はアバドさんと相性がいいようで(というかアバドさんの人柄がソリストから最高の演奏を引き出すのだと思う)他にも名盤が


b0148547_14184584.jpg プロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番他 
  アルゲリッチ(P)アバド指揮ベルリンフィルハーモニー




集中力、テクニック、文句なしの名演です




ショパンのピアノ協奏曲ではこれもよく聴きます
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ピアノ協奏曲第1番、第2番 アルゲリッチ(P)デュトワ指揮 モントリオール交響楽団





アバド盤より年齢的なものなのかアルゲリッチの演奏は角がとれ落ち着いて聞こえます
その分突き刺すような鋭さが若干薄れた印象はうけますが・・・
指揮者のデュトワさんは元旦那
近々揃って来日されます
第2番の第2楽章がロマンチック♪



ご紹介するにあたってHMVをみていたら最初の2枚が含まれている
こんな商品が!

b0148547_18362650.jpgアルゲリッチコレクション2 協奏曲録音集(7CD)





これはお得かも
この中の
ロストロポーヴィチ指揮 シューマンピアノ協奏曲イ短調 は隠れた名盤
アバド指揮 チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番 は多少好き嫌いがでる演奏かもしれませんが彼女の持つ奔放さと激しさが遺憾なく発揮されたとても興味深い演奏です アバドがここでもナイスサポート


ショパンのつもりがなぜかすっかりアルゲリッチの紹介になってしまいました

特に彼女に思い入れがあるわけでも
CDショップのまわし者でもございませんっ!!!(汗)
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by konekohaku | 2010-04-18 21:02 | music  

平等院鳳凰堂


創建された当時(1053年)の平等院鳳凰堂の内部を
CG技術で再現した復元図がこの度公開されたそうです
記事はコチラ

昨年オーストラリアからの留学生Eたんと
帰国のお迎えがてら我が家に数日間宿泊されていた
Eたんのお母様と一緒に平等院を拝観しました

現世に極楽浄土を具現化したあまりに美しいその空間
足を踏み入れた途端
Eたん親子のみならず
日本人である私たち夫婦も改めて
先人たちの研ぎ澄まされた美的感覚に感嘆したのでした

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私たちが行ったころから隣接するミュージアム鳳翔館内で
一部当時の鳳凰堂の内部をCG画像で見ることができたのですが
約1000年も前のものとは思えない鮮やかな色彩感覚は
驚きであるとしか表現できません
復元図はコチラ

彫刻や工芸品も秀逸で
中でも観る者すべての心を安寧にしてくれるかのような
木造雲中供養菩薩像には心底感動してしまって
ずっとそこに留まっていつまでも眺めていたいとさえ思った次第

金閣寺や奈良の大仏、薬師寺、嵐山・・・
日本の美をそれまでたくさん経験したEたんも
平等院は特別だったようで
ミュージアムでは関連の書籍やグッズをたくさん買い求めていました
そしてお母様はEたんに

〇〇(私の名)がオーストラリアに来たらどうしよう?どこを案内したらいい?
私たちにはこんなに素晴らしい歴史がない


こそっと耳打ちされていました
日本人としてやっぱり嬉しかったですねぇ

宇治は京都とはいえ、ちょっと行きにくいところ
でも無理してでも観る価値はありです
関西へ来られましたらぜひぜひぜひぜひ(←勧め過ぎ?)


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平等院裏手の宇治川
紅葉が美しかった。。。
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by konekohaku | 2010-04-17 23:14 | 生活  

Liza Minnelli


寒いですねー

やっぱり太陽の活動の低下が影響してるんでしょうか><


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                     お空が気になる。。。



さてさて
先日の同窓会で再会したAさん
あれから連絡を取り合って
これからの観劇日程を合わせたり
演劇界に顔の利く彼女、チケを手配してくれたりと
嬉しいやら有り難いやら

何より童心に帰って昔話に花を咲かせることができるのは
本当に幸せなことです


そんな時ふと思い出したのが
当時夢中になっていたある歌手のこと
その人のことを教えてくれたのもAさんだったのです

ミュージカル映画「キャバレー」や「ニューヨーク・ニューヨーク」で有名な
ライザ・ミネリです

「キャバレー」の公開からおそらく数年たって
テレビ放送されたのをビデオ録画して擦り切れるほど観ていました

この映画、一流のアーチストたち
(監督はボブ・フォッシー、音楽ジョン・カンダー、
MC役はライザとともにアカデミー賞を受賞したジョエル・グレイ)
の手によって作られただけあって思いっきり大人な内容にもかかわらず
私のような幼い子どもの心までを完全に鷲掴みにしていたのでした

・・・内容は理解していませんでしたけどね

友人のカナダ人男性は
ライザは母親(ジュディ・ガーランド)を越えることはできなかったって言うんですけど

そして彼女は今ではアルコール依存症や病気の後遺症で
声が出なくなってしまったんですけど

初めて出会ったミュージカルスターであるライザは
今でも私にとって特別なパフォーマーです

懐かしくなってyoutubeを探していたら
面白い動画を見つけました

「ニューヨーク・ニューヨーク」を歌うパバロッティとライザです

いまいちリズムに乗り切れず左右に身体を動かすパバロッティ氏は
なんとも微笑ましい

そしてライザは
やっぱり最高!



NHKが放映した1995年の来日公演の映像を
もう一回観たい
感動して泣きましたもん、あれ
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by konekohaku | 2010-04-16 22:54 | music  

春眠


最近ハクオの写真が少なすぎるのではと
主人当ブログのコアな読者からクレームが寄せられました



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自覚してます(汗)

↓ は落ちそうで落ちない爆睡中のハク
受験のお守りになりそうだ
それにしても
しっぽ太すぎやしませんか?


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by konekohaku | 2010-04-15 20:55 |  

move on


「passion」 というミュージカルをご存知でしょうか

通の方には有名なこの作品も
一般的には
特に日本ではほとんど知られていないお話だと思います


簡単なあらすじです

若い将校ジョルジョは美しい人妻クララと恋愛関係にある

遠くの地へ赴任することになったジョルジョであったが
離れても尚お互いの愛は深まるばかり

そこへ病弱で醜い上官の従妹フォスカが現れる

彼女はジョルジョに思いを寄せ
執拗なまでに彼を追う
拒絶するジョルジョ
愛することをやめないフォスカ

あきらめてくれ、というジョルジョの言葉に
フォスカはこう答える

Loving you is not a choice
It's who I am

・・・中略

I will live and I would die for you

子どもが学校へ行くようになったら一緒になれるかも、それまで待って
というクララとは対照的に
拒まれても嫌がられても
絶対的な愛で自分に深い思いを寄せるフォスカを
いつしかジョルジョは愛し始めるのだった


ジョルジョがついにフォスカに愛を告白し
感涙に咽ぶ感動シーンです






映像はいいとこで切れてますね(汗)



ソンドハイムの作品です

もう音楽がとても美しくて

はじめはクララ、後半フォスカ、
二人との愛を
それはそれはロマンチックかつ情熱的に表現しています
恋をしたら
きっと頭の中でこんな音楽が流れるんだろうな
ってなメロディです

でもね
一瞥しただけだと
ただのべったべたなラブロマンスに見えるこの作品

真実の愛とは何かとか
愛とはこういうものであるとか
彼はついに究極の愛を見つけたとか
そういうことを描いているわけではなくて

実は
ジョルジョの姿を通して
環境の変化や人からの影響、時間の経過の中で
一人の人間の心がどう変化していくかを追っている作品なんです


彼もクララと恋愛関係にあった時は
唯一無二の愛だと思っていたんですよ

後半、あれは愛ではなかった
これこそが本当の愛だって
言うんですけど

クララの時だってこれこそが真実の愛だって
彼は思っていたんです

時間、環境、第三者の影響で
人の心情や感じ方って変化するもの
いくらその時はこれが絶対だと信じていても・・・

それをソンドハイムは
こてこてのラブストーリーに乗せて
彼ならではの冷静な洞察力で描いているんです



私が今日これを書いたわけは
先日友人と公開中の映画「マイレージ、マイライフ」を観ていて
ちょっとこのミュージカルを思い出したから

(あらすじは公式HP をご参照ください)

人との出会いや
生活の変化や
その時の自分の年齢とか健康状態とか

そういった事で
物の見方や考え方が変わることってあるよなぁ~
それでもその折々で考えて
歩みを進めていくしかない
どのみち
常に完全に満足した状態でいることなんて
ありえないんだし・・・

そんなことを思いながら鑑賞しました

ジョージクルーニーが素敵でした


というわけで「passion」とみせかけて
「マイレージ、マイライフ」の話でした
(ソンドハイム風?)
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by konekohaku | 2010-04-14 08:01 | movie・theater