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ゴーン・ガール



ニール・パトリック・ハリスが出演しているというので
映画「ゴーン・ガール」を観に行った。
監督はデヴィッド・フィンチャー


あらすじ~

ニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)は誰もがうらやむ夫婦のはずだったが、結婚5周年の記念日に突然エイミーが行方をくらましてしまう。警察に嫌疑を掛けられ、日々続報を流すため取材を続けるメディアによって、ニックが話す幸せに満ちあふれた結婚生活にほころびが生じていく。うそをつき理解不能な行動を続けるニックに、次第に世間はエイミー殺害疑惑の目を向け……。
(シネマトゥデイ)


中盤までは予想通り
後半はおおこうくるのかと意外な展開。

フィンチャーならではの観客を緊張感と意外性で惹きつけようとする手法は
悪くないと思うのだが(実際面白い)
そっちに重点を置くからどうも人物描写に細やかさが欠けていて
全体的な物足りなさは否めない。
薄っぺらく感じちゃった。

アメリカ社会の歪みを背景に、
形だけの夫婦の隠された実態をさらけだす、
ってのが大きな趣旨なんだろうけれど
若いころなら興味津々で観たかもしれないこの夫婦像、
この年齢にもなると青いな~、ふーん、って感じ。
しかし親の期待にずっと応えながら育ち
このような生き方しかできなくなった妻には共感できる点も。

で肝心のニールさんですが
ようこんな役引き受けはったな、というのが率直な感想。
彼は本当に才能がある人だけれど
残念ながらこの映画ではそれが伝わってこなかった。

ロザムンド・パイクさんはたぶん初めて見る女優さんですが
虫も殺さぬ雰囲気がとてもいい。
後半の変化はお見事でした!
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by konekohaku | 2015-01-20 22:13 | movie・theater  

ルパン三世―王妃の首飾りを追え!/ ファンシー・ガイ



昨年の10月に東京の日生劇場で宝塚雪組の「伯爵令嬢」を観たのだった
早霧せいなさんと咲妃みゆさんのトップ(プレ?)お披露目公演だった

副題は「ジュ・テーム きみを愛さずにはいられない」、
細川智栄子あんど芙~みん さん作の同名少女漫画を舞台化したものだ

脚本・演出は生田 大和さん
ちょっと前に生田さんの作品で不愉快な思いをしたことがあるので
全く期待せず観たこの舞台、
蓋を開けてみたらとんでもない名作(迷作?)だった!

壁ドン
ベッドに無理やり押し倒し
好意を持つたびに流れる「ジュテ~ム」のメロディ、
3度海で遭難するも3度とも奇跡の生還
記憶喪失によって生じる三角関係
信頼していた人からの裏切り
根拠に欠ける逆恨み
突然の和解

などなど
宝塚の舞台はそもそも見慣れていないとかなり独特だが
見慣れた客席からも思わず失笑(いい意味の!)が漏れるほど
劇画そのままの、現実ではちょっとあり得ない世界が展開された

そして一難去ってまた一難、次々と現れる障壁を乗り越えた二人が
最後に真っ白のウエディング衣装を纏って登場したときには
まさかまさかの感涙、ほとんど嗚咽しそうに

いやもう最高に楽しい舞台だった~
熱演を見せてくれたジェンヌさんたちに心から拍手!
これまで散々いろんな舞台を観てきたけれど
こんなに幸せな気持ちになったのは初めて!

一緒に観た友人、業界関係者の方と
席を立って
1階のフロアを出て
エスカレーターに乗って
劇場を出て
車を停めてあった駐車場に向かう路上でもまだ
3人とも笑いを抑えられず

「いやいやいやいや~(笑)」
「極めましたね」
「ここまでいくと天晴れですよね!」

人によっては駄作、とバッサリ切り捨てるかもしれないけれど
私にとっては「駄作の中の傑作」
もうどれだけ幸せな記憶だったことか!!!
(観劇後数日間、恥ずかしながら幸せが止まらない状態になった(笑))


前置きが長くなりました

で、今回の公演は「伯爵令嬢」で見事なコンビぶりを見せてくれた
トップ二人(早霧さん、咲妃さん)の正式なお披露目公演


【ルパン三世 -王妃の首飾りを追え!】

街中に貼ってあるポスターを見て
普段何も言わない娘が

「あれはあかんで」
「何が?」
「あの次元はないで」

そう、アニメの実写版ってまず視覚的に難しい
ましてや宝塚となると若いお嬢さんがそれらしく扮装しなければならないので
違和感は当然のこと

しかししかし実際観てみると
普通に面白い舞台だった

ルパンを演じた早霧さんは
ぎりぎりの線までひょうきんさを表現
彼女の明るいキャラにぴったりだね
あのガニ股歩きをしてもなおカッコよく見えるのは
長い脚とダンスで鍛えられた全体的なラインと
身のこなしの美しさがあってこそなのだろうなぁ

銭形警部を演じた夢乃 聖夏さんも安定の面白さ
退団されるそうですがもっといてほしかった!


【ファンタジー・ガイ】

花組から異動してきた望海 風斗さんの歌が素晴らしい
逸材ですね、彼女は
せっかくのお披露目公演なのに
望海さんの存在感がありすぎて早霧さんは割を食っちゃったかな

通常トップさんが誰よりも目立つように宝塚マジックを作動させるはずなのに
今回はトップさん向けのライティングは地味
衣装も地味、さらに色のセンスが悪い
演出も微妙
で、組の頂点に立つものだけに与えられる栄光みたいなもんが
伝わってこなかった

早霧さん自身はダンスも素晴らしく、
ちょっと難ありと言われている歌もすごく頑張ってはったのに

娘役トップの咲妃さんも
「伯爵令嬢」では会場中を虜にしてしまうほどチャーミングだったのだが
今回見せ場が少なく彼女の魅力を引き出せず

全体的に華やかさに欠け
新トップコンビの「お披露目公演」という印象は薄かった
ファンにとっても消化不良を起こすショーだったのではないかと思う
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by konekohaku | 2015-01-15 20:10 | movie・theater  

モーツァルト!



2010年に初めてこの作品を観たときは
正直戸惑ったのだった

東宝版ウィーンミュージカルに初めて触れた頃で
そのドラマチックな作りに慣れていない私は
勝手の違う台所で夕飯の支度をするがごとく
頭が始終あたふたとして
よさがわからないまま終わってしまった感じだった(要領悪い、汗)

昨年、幸運なことに韓国で上演された新演出の同作品を観る機会があり
楽曲と、韓国キャストによるパフォーマンスのパワーに圧倒された

そして3回目となる今回、
ようやくこの作品と自分の心をしっかりと繋ぐことができたような気がする
35歳という、モーツァルトが生涯の幕を閉じた年齢でこの舞台から去る
井上芳雄君の迫真のパフォーマンスのおかげで、、、



キャスト:

ヴォルフガング・モーツァルト 井上芳雄
ナンネール  花總まり
コンスタンツェ 平野綾
ヴァルトシュテッテン男爵夫人 香寿たつき
コロレド大司教 山口祐一郎
レオポルト 市村正親



井上君(母目線なのでそう呼ばせてください)の舞台に触れる機会は幾度もあったのだが
その演技力に心底感心したのはミュージカルではなく
「イーハトーボの劇列車」というストレートプレイでだった
東北のイケてない純粋な青年を生き生きと演じていて
実力のある人なんだなぁとその時驚いた

今回もまた、幾分高音部がきつそうだったけれど
歌に演技に日本人ならではの細やかな表現が織り込まれ
深みを感じさせる素晴らしいモーツァルトだった
役に成り切っているとはこういうパフォーマンスを指すのだろう
ほんといい役者さんになりはったなぁー

ナンネールの花總さん
とても評判のよかった前回のキャスト、高橋由美子さんと比べるとね~
という声がちらほら聞こえてきたのだが
高橋さんの演技をすっかり忘れてしまった私には(すいません)
花總さんの、無邪気な幼少期から苦悩を抱える大人へと変化していく様に
悪い点は見いだせず

コンスタンツェの平原綾さん
とても歌が上手かった、しかし 
コンスタンツェってモーツァルトの作品を後世へと繋いだ
かなり重要な人なんだけどその辺が伝わってこなかったのは脚本のせい?

男爵夫人、香寿たつきさん
韓国のシン・ヨンスクの歌が素晴らしすぎたのでどうかしら?と思って観たのだが
なんと表現したらいいのだろう?
慈しみを感じる歌、とでもいうのだろうか?
歌唱力がどうこうより包み込むような優しさにウルウルしちゃった

レオポルトの市村さん
前回は実は実はどうも演技が薄っぺらっく感じてしまったのだけれど
家族を持ち、親となられ、病気を克服された経験が役作りに影響されたのか
子への愛情と同時進行の苦悩がよく伝わってきて前回よりずっとよかった

大司教、山口さん
馬車に揺られて移動→トイレ休憩
もうここしか覚えてなかったくらい強烈に印象に残ったシーン、
今回も笑った~
膝が悪いようにお見受けしたのだけれど大丈夫かな?



しかし未だに謎なのがアマデが持っている「箱」
アマデ自身が神から与えられた「才能」なのだろうから
あれ、やっぱり要らんやんね?
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by konekohaku | 2015-01-14 20:00 | movie・theater  

2015



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気まぐれ更新になると思いますが
今年もよろしくお願いいたします。
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by konekohaku | 2015-01-01 23:03 | 生活