個展に鮨に堂島ロール
大阪の国立国際美術館で催されている
やなぎみわさんの個展を観に行ってきました
従兄に国立の美術館で学芸員をやっていたものがいます
今は美大で教鞭をとっているのですが・・・
その従兄は一人っ子だったせいか
年下の私を妹のように可愛がってくれました
私が三文小説にはまっていると
あほな〇〇の頭が余計にあほになる
と本屋さんに連れて行ってまともと思われる?本を選んでくれたり
一族の中でずば抜けて頭のよかった彼は
適当に済ませてしまう私をみて
勉強のやり方を指導してくれたりしていました
絵画にまつわる話もよく聞かせてくれましたし
美術本や画集、それにいらなくなった絵なんかを
譲ってくれたりもしました
で、その従兄は近代~現代美術が専攻で
関係する個展とかによく招いてくれていたんです
前置きが長くなりましたが
そういう訳で未だに私は現代アートを見るのが好きで
今回も併設のルーブル展は割愛して
やなぎみわさんだけ観てきました
時間の都合上^^
どうしても観たかったんですよ
ある作品にとっても心惹かれたから
どれにって?
これにです
ね?いいでしょう?
やなぎみわさんは1967年生まれの現代美術家
すごくわかりました
作品を通して彼女の考えていることが
ある年齢になってくると
・・それは人によって多少前後するかと思いますが
そしてやなぎさんがいつ意識しだしたかわかりませんが・・・
着実に自分の身に忍び寄りつつある
「老い」というものを
見過ごすわけにいかなくなる時がきます
10年前には考えたこともない
老いた自分、老婆になった自分が
なんとなく見えてくるんです
目や耳の機能もやがて衰え
大好きな音楽も
大好きな演劇や映画も
今のように鋭敏な神経をもって楽しめなくなることを
これから先想像もつかないような
悲しく辛い出来事に出会うことを
日々のふとした瞬間に
実感として感じだすんです
だけど過酷であろうが残酷であろうが
私たちは前を向いて生きていかねばならない
やなぎみわさんは
若い肉体と老いた肉体を視覚的に混在させ
または時に大仰なまでに老いさせた肉体を印象付け
その肉体からは解き放たれた
人間が意図すれば持ち続けることができるであろう
いつまでも変わらぬ精神力というものを
シチュエーションや
被写体の表情を通して
見事に表現されておりました
すごく独特な世界ですので
若年層、中年層、高齢層、など観る世代によって
また男性・女性の違いによっても
評価は分かれるかもしれないです
私はすごく面白いと思いました
詳細はコチラ
やなぎさんの作品を駆け足で観た後は
帝国ホテルの中にある
銀座 久兵衛さんで
思い出してもヨダレの出るおいしい江戸前鮨を板前さんににぎってもらい
(あぶった大トロが絶品!)
ヨドバシカメラ内の貴和製作所でビーズのパーツを物色し
今月リニューアルオープンした阪急梅田内の
モンシュシュでお土産にマロンロールを買いました
甘いものはやめておこうと思っていたのに
有名な堂島ロールはじめ、ほとんどの商品がsold outの中
マロンロールだけあと数本残っていると聞き
ついつい友人とともに「下さい!」の合唱
中が生クリームのみの堂島ロールは
整理券を出して販売している模様
阪急の中にモンシュシュができてからは
本店の行列はずいぶん緩和されていると聞きました
類似品があるけど
やっぱりここのはピカイチ!
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by konekohaku | 2009-09-17 00:34 | 生活