同窓会
先日小学校の同窓会が久しぶりにあった
ある時期まで定期的に行われていた同窓会も
その後ピタっとなくなり
一部の仲良しの女子を除いて
実に数十年ぶりに旧友に再会したのだ
さすがに
数人誰だかわからない男子がいた
前から見ても横から見てもわからなかった^^;
本人も自覚しているようで
「誰だかわかる?」なんて自分から聞いている
ごめんなさい、わからない~って正直に謝り正体を明かしてもらった
女子は皆とても綺麗だった
顔を見たらすぐに誰だかわかった
最近やたらと物の名前が覚えにくくなっているこんなポンコツ頭でも
顔を見た途端、「〇〇〇子ちゃん!」とフルネームで名前が出てくる
長期記憶が消えにくいというのは本当なのだと
変なところで人間の能力に感心してしまった
私はといえば変わらないね~と皆から言われた
喜んでいいのか悪いのかよくわからなかったけど
とりあえずいい方に考えることにした
働いてるの?ともよく聞かれた
いかにも家でじっとしていられない
“あなた主婦やってないでしょ”オーラを出していたのかもしれない
やわらかな歳月のいたずらで
そこにいた誰もの心にも身体にも
お互いの知らない衣が幾重にも重なっているはずなのに
目に映る友はもはや自分の知っている
日の光を浴びてキラキラと輝いていた少年少女ではないはずのに
不思議なことに
言葉を交わしだすと一瞬のうちに
記憶の中に存在するあの懐かしい小学校の頃の友に戻っていく
肩書きや
自己を守る鎧や
長い歳月の間に刻まれたギザギザな部分を全部脱ぎ棄てて
ああ皆なんていい人なんだろう
人間の本質ってこうも変わらないんだ
こんなに温かくてやさしい人たちと共に
私は大切な幼少期を過ごせたのだ
そう思うと
感謝の気持ちでいっぱいになった
(この話続きます)
by konekohaku | 2010-04-03 00:02 | roots